ソライモネ『僕らの地球の歩き方』1巻の感想 – 旅行+グルメ+BL

目次

あらすじ

仕事を辞めた朝日は“世界一周できたら結婚しよう”と恋人の深月と世界一周に出た。
タイ・インド・ジョージア…各国のグルメに観光…
初海外はすべてが新鮮でワクワクだらけ。
異国の文化や出会いは二人を変えていく。
人生が変わるラブジャーニー!
アジアを巡る第1巻!!

ソライモネ『僕らの地球の歩き方』

感想

旅行×グルメ×BL

旅行に出かけたくなる作品です。

今のご時世、海外旅行にはなかなか気軽に行けませんが、読んでいるだけでも海外旅行に出掛けているような気持ちになります。

作品の魅力の一つは、旅行先の国々の描写。
異国を感じさせる描き方がとても素敵です。

それから、個人的に気に入ったのは、行く先々での食事シーン。
聞いたことのないような料理が自然に出てきて、そんな料理があるんだ!と勉強になります。

「旅行」がテーマにみえる作品ではありますが、グルメ漫画としても楽しめると思います。

第1巻の舞台は、タイ・インド・ジョージア。

私は以前にタイへ旅行に行ったことがありますが、そうそう!こんな感じだった!と思い出しました。

渡航経験のある方は、「あるある!」と懐かしい気持ちになり、渡航経験のない方も、まるで現地を訪れたような気持ちになれます。
そのくらいに丁寧に下調べがなされているのだと感じます。

旅行漫画の魅力

この作品の特徴は、旅行をテーマにしているということ。
そのため、舞台が次々に移り変わっていきます。

それがこの作品の面白いところであり、心地良いところ。

どういうことかといえば、舞台が移り変わっていきながらも、2人の世界はずっと続いていくということです。

作品中では、主人公である深月と朝日以外の人物も登場します。
しかし、その人物との関わりは、滞在先の国内でのこと。

この先での展開はまだわかりませんが、考えてみれば「旅行」とはそういうもの。
一期一会。行く先々で出会いがあり、各々の行く先が違えば別れていく。

様々な出会いを繰り返しながら、2人の世界を中心に物語が紡がれていくのにはどこか安心感があります。

最初の行先はタイ

物語での最初の旅行先はタイ。
これほどベタでありながらも最適な場所がありますでしょうか。

ご存知の通り、タイは多様で寛容なジェンダー観のある国。
同性愛カップルである朝日と深月は、日本と違った価値観と出会うことになります。

様々な価値観にふれられるのは旅の醍醐味のひとつ。
タイでの経験が、その後の旅行にも影響を与えていくことになるのでしょうか……?

まとめ

『僕らの地球の歩き方』は、旅行漫画としても、グルメ漫画としても、もちろんBL漫画としても楽しめる作品です。

日常に退屈していたら、窮屈さを感じていたら、ぜひお手にとってみてください。

良いリフレッシュになると思います。

*アイキャッチ画像:Dariusz SankowskiによるPixabayからの画像

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

属性にとらわれず、自分らしく生きる道を選びました。

音楽やメイクを嗜みます。

ジェンダーレス志向です。
多様性が認められる世の中になることを願っています。

コメント

コメントする

目次